テストを科学する

導入の流れと導入事例

導入事例インタビュー

“KLab株式会社

自社で企画・開発したモバイルオンラインゲームを国内外で提供し、「世界と自分をワクワクさせろ」というミッションの実現に挑戦し続けるKLab株式会社様。SHIFTはこの度、同社が手掛けるスマートフォン向けゲームアプリケーションの新規大型タイトルリリースに向け、検証に携わらせていただきました。

「当たり前品質」と「魅力的品質」を、ともに追求してくれる、これからのゲーム開発に必要なパートナーさんです。

SHIFTを選んだきっかけ

- KLab様とは、2015年11月から、もうすぐ3年のお付き合いになります。

市川様: そうですね。小林がKLabに転職してきてからなので、そのくらいです。その前は私とアルバイトのメンバー、デバッグベンダーさんとで業務を担当していたのですが、何を実行したのかという作業の報告はあるものの、消化したテストケースが何件でそのうち何件バグが見つかったのかなど、詳細な品質の状況や進捗については全く分からないような状態だったんです。ちゃんとテスト計画や設計・管理をしたいけれど、これはどうしたものかと悩んでいたところに小林が転職してきまして。「前職でSHIFTというベンダーさんとお付き合いしていた」という話を聞いて、ご相談させていただいたのが最初です。

- 今回、弊社が担当させていただいたプロジェクトの良かった点についてお聞かせください。

市川様: 日々、消化したテストケース数やバグの件数などがしっかりと数値として上がってくるというのが、ありがたかったです。また、ただの作業ではなく、チームとして数字を活用してくれていたのが良かったですね。以前は数字の活用や分析は我々が行うことが多かったのですが、今回は上がってきた数値に対して判断するだけで良くなったので、スピーディに対応出来たのかなと思っています。

小林様: 我々の方でメトリクスは設定しているのですが、何が要因でテストが上手く進んでいないのかが瞬時にわかるようになっていたので、やりやすかったですね。あとは、今まではサービスリリース後にバグが発覚してその対応でバタつくことも多かったのですが、このプロジェクトに関してはサービスに影響するようなバグも無く、運営に専念出来ているというのはすごいですね。

市川様: 今回のプロジェクトは、KLabの品質管理部としても意義のあるプロジェクトになったと思っています。これまで品質管理部はやはり「テストをアウトソースするベンダーさんをコントロールする部署」という社内イメージが強かったのですが、最近では「品質管理部にテストしてほしい」と社内で言われるようになりました。品質状況を数値化して報告することで評価してもらえ、部のプレゼンスも向上したと思います。「品質管理部に頼めば品質の状態が判断しやすい」と、部のブランディングが出来たようです。

品質に関する考え方と今後

- 品質についてのKLab様の考え方・取り組みについて教えてください。

市川様: いきなり高度なことを実現しようとしても無理なので、まずは何を目安に品質の良し悪しを判定するのか定義しようというところから始めました。今は「バグの残件数」を品質の一つの指標として、開発チームと共通認識が持てるようになっています。はじめはデータが蓄積されておらず上手くいきませんでしたが、ナレッジやデータが蓄積されてくると、次第にチームが学習して上手く回るようになってきました。SHIFTさんにもご協力いただきながら、今はテスト進捗の予定とバグの発見数および残件数などを主な指標として品質管理を行っています。他には、用語の統一も行いましたね。誰でも正しい認識が共有できるような共通の言葉を持つというのは、組織にとって重要だと考えています。

- 次なるチャレンジについてはいかがでしょうか?

市川様: 今まで主なテスト観点だった「当たり前品質」だけではなく、やはりゲームはお客様に楽しんでいただけるものでないといけないと思うので、今後は「魅力的品質」についても追求していきたいですね。「魅力的品質」に関わるゲームの企画段階は開発工程の上流にあるので、今より工程を遡って、早い段階で品質管理部が関与することで「当たり前品質」と「魅力的品質」の双方を高めていけたらと思っています。

小林様: 「魅力的品質」に関しては、今回のプロジェクトから少しづつ取り組み始めています。SHIFTさんで行ったフォーカステストでは良い意味で容赦なく、 テスターの方から厳しいコメントをいただいて(笑)。しかしそのコメントが重要でして、操作方法など開発チームで「こうした方がいいかな」と思っていたこととの違いがわかったり、逆に方向性の確認も出来たりと、お願いして良かったなと思いました。

SHIFTへの期待

- 今後、SHIFTに期待するのはどういった役割でしょうか?

市川様: システムテストの手法も改善の余地があると思いますし、今はまだ開発からの要望を受けてテストを実施している部分も多いので、これからテストのより良いやり方、仕組みだったり体制だったりを一緒に作っていただきたいと思います。さらには、例えばスマートフォンが高温になる状態を検出することが出来るテスト手法を導入するなど、「一元的品質」の向上につながる施策にも、取り組んでいただきたいですね。

小林様: 今回、新規プロジェクトをお願いしたのですが、SHIFTさんのテストチームが経験から学んだことを、大変活かしてくれているなと感じています。以前のプロジェクトでは取り組みたくてもいろいろな理由で実現できなかったことを、今回のプロジェクトでは実行していただいていて、成長するチームを提供してくれたことにとても感謝しています。今後については、品質管理に携わる者の王道のお願いになってしまうと思うのですが、ヒューマンエラーを防止する活動に一緒に取り組んでいただきたいと思っています。サービスを作っているのは人間で、その人間が「どこでエラーを起こしやすいのか」「どういう風に作業を改善すればエラーが防止出来るのか」 というところを可視化し、仕組み化することでヒューマンエラーを無くしていく。そんな取り組みを一緒に行っていただけたらと思います。

SHIFT担当、島川(左)・佐々木(左中央)と、市川様(右中央)・小林様(右)
“KLab株式会社"/
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